MY浦安ではいつものホームページからの情報提供だけではなく、もっとみんなの近くで、みんなの役に立つ応援がしたいと2003年10月29日に浦安市民プラザにて子育て応援シンポジウムを開催しました。
当日は浦安の子育て支援にかかわっている市役所の方、キャンプネポスの館長さん 、地域で子育て支援をされている方、育児漫画家の高野優さん、そしてコーディネータとして子育て環境研究所の杉山さんをお招きして、それぞれの立場から、子育て応援のメッセージをいただきました。
市内でどんな子育て支援サービス があるかご存知ですか?浦安市・民間 ・地域より関係者をパネリストとしてお招きし、出産後から子育て中に利用で きる各種サービスや施設について詳しくお伺いします。そこから自分スタイルの子育てについて一緒に考えましょう。
ミラクルシリーズでおなじみの漫画家 高野優さんもパネリストで参加頂きます。
■ | 日時 |
2003年10月29日(水)10:30~12:00 受付は10時から開始) |
■ | 会場 |
ショッパーズプラザ新浦安4階 ℡350-3101 |
■ | パネリスト |
浦安市子育て支援センター所長 大塚氏
浦安市健康増進課係長 並木美砂子氏(保健師) 浦安市内の子育て支援活動グループ関係者 |
■ | コーディネーター | 子育て環境研究所 所長 杉山千佳氏 |
■ | 参加費 | 無料 |
■ | 対象 | 浦安市内在住の妊婦~2歳児の家族 定員60名 |
■ | 託児 | 1・2歳児については同一施設内にて1人300円で託児をお受けします。公民館の保育スタッフとして活躍されていらっしゃる方に託児をお願いします。 こども2人につき保育者1名以上を配置します。今まで託児を利用したことのない方もこの機会に試してみて下さい。 (要事前予約) |
0歳児については同伴入場可。 (出入りしやすい場所に席をご用意します) |
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■ | 主催 |
浦安子育て情報ネットワーク My浦安 www.myurayasu.com
または Fax047-350-8617まで |
当日は定員60名の会場に、同伴の赤ちゃんを入れると定員オーバーになってしまう程、予想以上の方に参加いただきました。
(実は多少のキャンセルがでるもの・・・と人数多目に申込み受付していました)90分の開催時間は正直、5名ものパネリストの皆さんに参加いただくには短すぎる時間でしたが、それでも、暖かい応援メッセージは充分に伝わってきました。
My浦安では、浦安の子育て応援隊として、皆さんに子育て情報をホームページを通してお伝えして3年目になります。
活動をしている中で、時々、とっても切なくなるお手紙(メール)を頂くことがあります。引っ越してきたばかりでお友達ができない寂しさ。終わりのない子育てへの行き詰まり。一人でがんばる子育てについての想いがつづられているのです。きっとみんなも感じたことのある気持ちでは?
その一方で、浦安で子育てを応援している素敵な人たちにも出逢います。サークルを主催している方、地域で子育てを応援しようとがんばってる方、そして浦安市の支援センターの方々などなど・・・たくさんの応援団がいるんです。
核家族化や子育ての孤立なんて言葉が世にあふれています。とくに浦安は転入者が多くて、引っ越してきたばかりの方や、若い世代が多くて、初めての子育てにがんばるママさんも多い!
そんながんばるママに、浦安にも身近にたくさんの子育て応援団がいるんだよ!ということをお伝えしたくて、いろんな子育て支援や子育てスタイルがあるんことを、実際に応援している方から生のお話をきいてもらいたくて今回のシンポジウムを開催しました。
シンポジストの皆さんから頂いたメッセージはどこをとっても暖かいハートを感じることのできるものでしたが中でも、最後にそれぞれから頂いた子育て中のお母さんに贈る応援メッセージは是非皆さんにお伝えしたい!と思うものでした。
子育て支援センター所長 大塚加代さん
お母さん自分を大好きになって、自分を大事にすることから始めて下さい
ちょっと疲れたなと思ったら一休みして、前に進む力を自分の中に蓄えて
お母さん、自分をを大好きになってほしい!それから、ありのままの自分の子供を大事にしてほしい。そして、それをしながら本当に子育てを楽しんでほしいと思います。それを応援できれば私は本当にうれしいなと思っています
是非自分を大事にするところからはじめてみて下さい。そうすると赤ちゃんの気持ちがみえてくるかな?と、自分の子育てを思い出しながらそういうことをお母さんたちに伝えたいとおもいます。
がんばっては頂きたいんですけれども、ちょっと疲れたなと思ったら一休みして、前に進む力を自分の中に蓄えておいて頂けるといいんじゃないかと思います。是非子育てを楽しんで下さい。
浦安市健康増進課 係長 並木美砂子さん
皆さんと一緒に地域で子育てをしていくお手伝いをしていきたいと思っています。
一人で悩まないで是非相談してください。
昨年、浦安で就学前(小学校上がる前)のお母さんたちのアンケートをとりました。その中で「子育て中の悩みはどうやって解消していますか?」と聞いたところ、お母さん同士でお話をしたり、ご自身たちで解決していることがたくさんあったんです。今は、インターネットもありますので、そういったところでチャットしたり、掲示板にのせてやり取りをしてということもありました。
また、浦安には、今日の主催者の方たちも本当にお子さん抱えながらお母さんたちいろんなところに気配りしていただいたりしているんですけれども、やはりお母さん自身たちがいろんな力持っているんですね、企画力ですとか・・・、本当にみんなで助け合える力もってます。
なので、今は子育て中でお母さん大変ですけども、すこし子育てが、手が離れてきたら、今、大変なお母さんたちのお手伝いができるような形で、地域でそういったネットワークができてくるのがいいとおもっています。市役所でもそういったお手伝いをしていきたいとおもっていますので皆さんと一緒に地域で子育てをしていくお手伝いをしていきたいと思っています。
あと、もうひとつアンケートの中でも パパが子育ての相談にのってくれる人ほど、子育て中の孤立感というのがすごい少なくなっていたのでご家庭に帰ったら是非やはりご主人とたくさんいろんなお話をしていただいたり食事をする時間を設けていただきたい。夫婦で解決することもたくさんあるんですね。
健康増進課ではパパママ・クラスといって、ご夫婦で一緒に参加していただくお教室をやっています。そこに参加していただいているパパは最近本当に積極的で、いろいろこれから手伝っていきますという話あるんです。「実際にお子さんうまれたあとはどうなのかな?」と思うので、実際に妊娠とか出産の話も立ち返ってしてお二人でお話していただくと夫婦で仲良く子育てをして行くということになって行くと思いますので、お家に帰ったら少し今日のお話なんかも踏まえてご夫婦で仲良くお話していただきたいと思います。
さきほどもいいましたけれども、一人で悩まないで本当に支援の手もありますので、是非相談していただけるとうれしいと思います。
キャンプ・ネポス館長 尾塚さん
とにかく急がないということが重要
誰かと比べたりとか本に載っているものと比較したりというのは
無意味なもの
日々、先ほども教育などということで悩んでいらっしゃるお母様ですから、いろんななやみがあるかとおもいますけれども、とにかく急がないということが重要なのかなと思います。この年齢になったらこれをできないといけない。この年齢になったらこれもできないといけなお母様たちそれを目安にして悩んでおられる方もあるかと思いますが。お子様というのはそういうものでは図れないものがあると思います。
実際に私は、しゃべるのがとても遅かったそうなんですね。4歳くらいまでしゃべれなかったそうです。それが今しゃべりの仕事をしておりますのでまったくそういうようなものは影響がないのかなと私どもの母などはよく言っております。 そういう意味で子どもたちというのはそれぞれが非常に大きな力を持っているんだというのを常に認めてあげたいなというふうに思っています。
ちなみに私どものキャンプ・ネポスのネポスというのはギリシャ語で雲という意味があるそうです。
空に浮かぶ雲というのはひとつとして同じ形はない、子どもたちの個性もそれぞれちがうものなんだそれを認めてあげたい、そういう意味でキャンプ・ネポスという施設名をつけました。
ですから私自身も常にお子様と接するときにはその姿勢を崩さないようにしようとおもっているんですけれども、お子様ひとりづつさまざまな同じものではないものを持っている。そういう存在なんだ。だから誰かと比べたりとか本に載っているものと比較したりというのは無意味なものなんだということをどこか頭にいれながらお子様を見つめていただきたいなと思っています。是非がんばっていただきたいと思っています。
なにかありましたら私をキャンプネポスで呼び出してどうなのよ!という風におっしゃっていただきまして、そこでお話しできることがありましたらお話しさせていただきますので宜しくお願いいたします。 また舞浜にお越しの節にはお立ち寄りいただきたいと思います。
育児漫画家 高野優さん
いつか私自身がおばあちゃんになったときに、
子育ては大変だったけど楽しかったと思えるように一日一日を過ごしたい
私の長女が通っている小学校では、保護者が一人ひとつ必ず地域のボランティアをしなければいけないという決まりがあるんですね。
それで私は、自宅から結構近いところにお年寄りの福祉会館がありまして、そこでタオルをたたむというボランティアを週に1回しております。
タオルをたたむというと簡単そうにきこえるんですけれどもすごい大量のタオルなんですね。それを週に1回いっては大量にたたんでいるという作業をしています。
そのときに、そこの福祉会館に遊びにこられるおじいちゃんおばあちゃんがたとちょっとした世間話なんかもするんですが、私が一番したの1歳の娘をつれていくとどのおじいちゃんもどのおばあちゃんもみなさんが今まで生きてきた中で子育てをしているときが一番大変だったけれども一番楽しかったと声をそろえておっしゃるんですね。私自身は今はまだ本当に子育ての真っ最中最中で今が楽しいといいきれずにいます。
でもいつか私自身がおばあちゃんになったときに、あぁやっぱり子育て大変だったけれども楽しかったなぁと思えるように一日一日を過ごしていけたらと思います。
海風の街サロン 芦田由江さん
大変に思っている今の時期かがあるから
次の違った大変な時期も乗り切れる
そして地域には隣のおばちゃんが健在です
大変に思っている今の時期があるから、私は今もっと違った意味での大変さを実感しているんですけれども、その時期が乗り切れるんだと思います。
柔らかなお子さんの感触を充分に今楽しんでいただきたいと思います。たぶん今皆さんの過ごしている時間は私ぐらいの年になりますと振り返るとピンク色でフリフリがついた甘い時間だと思います。
そして地域には隣のおばちゃん。私のようなおばちゃんがまだまだ健在でございます。おばちゃんは皆さんの声がかかるのをまっています。宜しくお願いします。
子育て環境研究所 所長 杉山千佳さん
エンドレスな子育て
いろいろなことがあるけれど
子どもは一緒に時を過ごす相棒です
子育ては本当に日常ですので、スポット・スポットで楽しいことばかりではないというのは私も重々承知しています。エンドレスで、エンドレスっていうのは24時間っていうのだけではなく、終わらないわけですよね。0歳から二十歳になってもわが子なわけですから、その中で一緒に時を過ごす相棒なわけです。
その中ではいろんなことがあるけれども、ぬくもりとか愛情とか、自分を大事にというメッセージもありましたけれどもそういうことを時々思い出しながら日々すごしていって頂ければなと思っています。
子育て応援メッセ実行委員会へのお問合せはできるだけ以下のフォームにてお願いいたします。
直接お話しすることを希望される方も、一旦メールにて電話が欲しい旨ご連絡いただけると助かります。
※電話の場合は実行委員会参加団体が代行で受けます。そのため伝言をお預かりし、後日折り返しご連絡する形となります。
電話:047-350-8615 (NPO法人i-net) 子育て応援メッセ実行委員会への連絡である旨お伝え下さい。